新開発のカメラのテストという夢のような仕事をいただき、尾道ロケを敢行。
久々の尾道は相変わらず美しい町だったが、倒壊した木造家屋がかなり目立ってきたのが気がかりである。
尾道といえば、美しい瓦屋根の木造建築が急斜面にびっしりと立ち並ぶ姿。これこそ尾道の美観てやつだと思う。巨大なコンクリート建築のナントカ会館も悪くはないが、小さな家々を保守していく行為こそ市民を守り、それが観光客をこの地に向かわせる原動力にもなろうというもんだ。と、よそ者である私は思っちゃう訳だが、実際そこに住んでる人にしてみれば同潤会アパート同様、そんな悠長なことを言ってられない苦労ってやつがあるんだろうな。